ヨーロッパ旅行

Day3-1<ヴァチカンの絶景”クーポラ”>

本日のスケジュール

スケジュール
  • テルミニ駅

    地下鉄A線

  • オッタヴィアーノ サン・ピエトロ駅
  • サン・ピエトロ大聖堂
  • サン・ピエトロ広場
  • ヴァチカン博物館
  • フラミニオ駅

    地下鉄A線

  • テルミニ駅
  • ホテル帰宅

いざ、ヴァチカンへ

カトリック教徒じゃなくても誰もが一度は聞いたことのあるヴァチカン。

7時にサン・ピエトロ大聖堂が開き8時にクーポラへの切符売り場が開くとのことなのでクーポラのオープンに行き頂上の展望台を人のいないうちに行こうと7時過ぎにホテル出発です。

昨日買ったローマパスで地下鉄に乗り最寄りのオッタヴィアーノ駅で下車。

地上に出るともう迷うことはありません。城壁が見え奥に大聖堂が見えます。

ですがサン・ピエトロ大聖堂の入口までは10分〜12分ほど歩きます。

先に、博物館へ行く人はチプロ駅で下車した方が近いです。


ヴァチカンって?

ヴァチカン市国は、イタリア/ローマ市内にある国有面積0.44平方km、人口約800人の世界最小の国家です。キリスト教の聖地として約13億人とも言われる信者を擁するカトリック教会の総本山であり、ローマ教皇がいる場所です。

略史

年月略史
64年ネロ皇帝の迫害のため殉教したイエスの使徒ペテロが、バチカンの丘に葬られる
349年ペテロの墓の上に、聖ピエトロ聖堂建設
756年ローマ教皇に対するラヴェンナ等の都市の寄進(教皇領の始まり)
1870年イタリア軍、教皇領ローマに侵入(ローマ問題)
1929年イタリアとローマ教皇庁との間でラテラノ条約締結(イタリアはバチカン市国を独立した主権国家として承認)
2013年第266代ローマ教皇フランシスコ就任

ヴァチカン市国内には、多くの宗教的な建造物がありますが、建物内は、写真撮影や動画撮影は禁止されている場合が多いです。そのため、珍しい建造物や美術品を見つけた際には、思い出として記録することはできません。なのでしっかり目に焼き付けましょう!!


サン・ピエトロ大聖堂

二つのアーチがある天使の門の前に出ます。ここがヴァチカンの国境になりますが、入国審査やパスポート提示はありません。門を抜けた奥がサン・ピエトロ大聖堂の入口があるサン・ピエトロ広場です。

サン・ピエトロ広場 入口付近のアーチ門

入国審査はありませんがセキュリティーチェックがあります。朝一番ということで2~3分で通過。

ノースリーブ、ミニスカート、短パンなどの肌を露出した服装の人は入場できない大きな荷物を携行しての入場も出来ないため気を付けましょう!!セキュリティーチェックも空港並みに厳しく行われるので係員に従いましょう。ミサや宗教行事の際は、観光客ではない信者が多数訪れるため入場にかなりの時間がかかりと思われるのでしっかりチェックしてから予定を組みましょう。

誰もいない広場をじっくり見たいのですが8時までもうすぐでしたので大聖堂を横目に正面柱廊右奥にあるチケット売り場へ向かいます。

広場には椅子がたくさん並べられていました。

人がいない珍しい広場と朝日が美しかったのでパシャリ!

クーポラのチケット売り場には3.4組しか並んでおらずほぼ先頭で登れます。


クーポラって?

記事の冒頭からずっとクーポラ、クーポラ言っていますがクーポラとは大聖堂の展望台(頂上のテラス)です。

大聖堂の上に半球状のドームが見えます。このドームをイタリア語で”クーポラ”と呼ぶんです!

ミケランジェロが造ったローマを一望でする素晴らしい眺めが広がる頂上。広い大聖堂内を上から眺めながらゆっくり進もう。天井や周りの装飾に圧倒されるだろう。最上部は広くはないものの360度のパノラマが広がっています。

エレベーターか?階段か?

クーポラの展望テラスまで、すべて階段であがると551段です。途中まではエレベーターを使うと上るのが320段になります。

チケットは、すべて階段の場合が6€と、エレベーター+階段の場合が8€です。

金額差も2€ですし、体力温存を考えてもエレベーター利用がリーズナブルです。エレベーターを使っても300段以上あがるので、それなりに疲れます。

私は、迷わずエレベーターを選択しました。何のために朝一で着てるのかって話ですよね。

一番に上りたいんです!!

クーポラ見学の流れ・見どころ

チケット購入

私は、朝一で混んでませんでしたが、日中は列ができていることがほとんどです。

チケットはクレジットは利用できませんので注意してください。「エレベーター」か「階段」を伝えてチケットを購入しましょう。

エレベーター乗車

チケット購入後、道なりに進むと通路が階段(TO THE STAIRWAY)とエレベーター(TO THE ELEVATIOR)に分かれています。

すぐの所にエレベーターがあり先頭グループなのでエレベーター待ちもなく乗れました。

エレベーターを降りると大聖堂の屋上に出ます。

目の前にクーポラが見えるので、その下まで歩いて、階段を上ります。ここから階段を320段上がります。

外階段を少し上がるとクーポラ内部への入口があります。

一方通行(ONE WAY ONLY)と書かれた右への矢印あるので、右方向へ進みます。

最初は、このような広めの通路を進んでいきます。

クーポラ内側の見学

少し歩くとクーポラの内側を歩く通路に出ます。通路の壁には、モザイク画が描かれています。

こんな感じの通路になっていました。

大聖堂の中から見上げただけでは高くて見えない壁画がすぐ真横で観賞できます。クーポラに登らないと体験できないので是非ゆっくりと堪能してください!

photo by author (88105)

モザイク画の上には、採光用の窓があります。光が効果的に取り込まれおり、日中でしたら輝いて見えたでしょう。息を飲む美しさです。

見下ろすと、ベルニーニの大天蓋の頂上部が見えます。29mの高さがある大天蓋を見下せます

上から見た聖ペテロの椅子です。真下にあるベルニーニの大天蓋は柵がありうまく眺めることはできませんでしたが少しだけ拝めます。

上から見たる聖ペテロの椅子。<br />真下が大天蓋です。<br />

クーポラ内側の壁画を堪能したら、ゴールを目指してあとはひたすら階段を登るだけ!
登っている途中には、クーポラの形状に沿って壁が傾いているので平行感覚がおかしくなってしまいそうな部分も…上へ登るにつれ階段の幅も狭くなり歩きづらくなっていきます。

さらに上を目指しました。<br />通路が斜めになっているのは丸天井に沿って登っているから。<br />

道も細く態勢も斜めで体にきます。

金属製の階段を上り最後はこの螺旋階段!これを登りきれば待ちに待った絶景が待っています!!

photo by author (88111)

ローマを一望!クーポラからの絶景!!

クーポラ内側を見学し階段を上る事10分弱。ついに屋上テラスまでたどり着きました。

一番は叶いませんでしたがほぼ誰もいない状況で360度パノラマを観賞出来ました。

雲の隙間から光が差しとても神秘的な瞬間で「神降臨かも!!」と思ってしまうほど貴重なすごいタイミングに来れたと大満足です。

サンピエトロ広場側だけでヴァチカン市国側やシスティーナ礼拝堂側の空はそうでは無かったのでやはり広場には特別な力があるのかもしれません。

ヴァチカン庭園、法王庁なども上から眺められます。

世界一小さな国バチカン市国の政府があります。建物前の刈り込みは現法王の紋章なのだとか。

テラスから見上げると大聖堂の正面から見えた塔の柱が並んでいます。

絶景を堪能したその後は…

行きとは違う階段をひたすら降ります。帰りはスロープでとっても楽チンに屋上まで戻れます。

屋上テラスまで降りてきました。屋上にはトイレや、簡単なカフェ・売店があります。売店は修道女の方々が対応してくれます。ポストカードやマグネット、ロザリオ、書籍など、商品はかなり豊富に取り扱っておりお土産屋さんや露店で購入するよりこちらで買った方がご利益がありそうなのでこちらでいろいろお土産を購入しました。

アーメン

サンピエトロ大聖堂 屋上テラスのギフトショップ

屋上テラスからはファサードの上に並んでいた13体の聖人像を後ろから見ることができます。背面は手を抜いている像もあって、見ては行けないものを見た気分です。

ペテロを除く11使徒にキリストと洗礼者ヨハネを加えた13体の彫像が並んでいますが近くだととても大きく見えました。それもそのはず各像は平均5.7mもあるそうです。

後程、下から正面を観賞しましたがやはり後ろからより正面ですね

屋上から帰りもエレベーターと階段があります。チケット確認はないので階段チケットの方もエレベーターで降りられます。

エレベーターでも階段で降りても出口は同じでサン・ピエトロ大聖堂内部に出ます。

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